注意事項 喜多重左衛門の緑茶は100%伝統栽培の抹茶です。全ての方に効果があることを保証するものではありません。 効果には個人差があります。実験論文で研究された効能は、すべてその効果をただちには期待できません。
本校記載の情報は情報提供のみを目的としており、いかなる疾病の診断、処置、治療及び予防も意図していません。
Οテアニンのリラックス作用
テアニンは、お茶の旨みを引き出すばかりでなく、緊張を解いたり、興奮を静めたりして気持ちをリラックスさせる働きがあります。お茶を飲むと1時間たたないうちに、リラックスしているときの脳波であるα波が現れるという実験結果もあるほどです。
お茶には多量のカフェインが含まれていますが、緑茶を飲んでも神経が高ぶらないのは、カフェインの興奮作用をテアニンが抑制しているのです。α波が増えると筋肉の緊張がほぐれて血管が拡張し血流がよくなるので、冷え症の改善や高血圧の予防にも効果が期待できます。
Οテアニンの安眠作用
テアニンは神経(特に脳神経)の興奮を鎮める作用があるので、安眠にも効能があることが報告されています。
Οテアニンの集中力を高める作用
テアニンを摂取することで緊張がスムーズに取り除かれ、集中力が増すことによって成績やパフォーマンスがアップする効果も期待できます。
さらにテアニンは脳血液関門を通過することのできる物質であるため、脳に直接働きかけて、脳の神経伝達物質であるセロトニンやドーパミンを活性化することにも役立ちます。これらの物質は記憶力や学習能力を高める作用もあるのです。
Οテアニンと月経前症候群(PMS)、更年期障害
多く女性が月経前症候群(PMS)や更年期障害に苦しんでいますが、テアニンにはこのような女性特有の悩みをサポートする働きも認められています。(月経前症候群(PMS)や更年期障害)特にPMSによるイライラ、むくみといった症状を改善するのに役立つとされています。またテアニンを摂取すると、筋肉は弛緩するため、その結果血行が促進され冷え性やむくみにも効果があると考えられています。
Οテアニンの高血圧予防作用
テアニンには高血圧に有効に働くという報告もあります。緊張をほどいたり、筋肉を弛緩することで血流が促進されるためでもありますが、タンニンに過剰なグルタミン酸を抑える働きがあると考えられているからです。
他にもガン抑制作用はアルツハイマーに対する研究も進められています。そももお茶は万能の飲み物の1つですが、日本人が長寿であるのも緑茶との深い関係が指摘されており、その背景にはテアニンパワーが隠されているのかもしれません。
NPO喫茶道・喜多重左衛門
(十二代 茶師)の社会活動。
宇治茶師とは、江戸時代宇治で製茶業を営む碾茶(てんちゃ)生産家の通称。寛永(かんえい)年間(1624~44)に幕府は宇治茶師の制度を定め、宇治製茶業を守った。茶師はまた各大名家の御抱え茶師となった。
伏見を愛した豊臣秀吉は、伏見城築城をはじめ巨大な巨椋池の埋め立て工事、武家屋敷の区画整理を行っています。
喜多重左衛門の祖、喜多立玄は茶壺に碾茶を詰める名誉を授かっています。茶師の血筋を担っていますから、私が歩んできた、喫茶道をとおして、皆様のお力になり、伝統栽培や伝統喫茶法に新たに、機能性物質の研究開発や、新たな有効性物質を破壊せず飲用する方法を考慮して、未来永劫に至るまで、お茶をとおして、日本文化のより良い発展と、健康長寿の生活の源となれる、お手伝いをさして頂きたく、社会活動をしてまいります。
その目的に伴い機能性食品とのとらえ方から、茶の栽培方法は、オーガニック栽培を基本とします。機能性物質を100%摂取するには、湯に茶葉を浸した、抽出法では、30%の効能しか得られないためであります。
最澄・空海が唐から持ち帰った茶の種は、不老長寿としての役割がありました。そして、茶葉を薬研で磨り潰してすべて飲用したのです。日本に伝来したお茶は、はじめから機能性食品としての意味合いがあったのです。
宇治にて製造が始まり、いつしか朝もやに包まれた茶園には、うまみ成分が豊富であるという発見をして、宇治独特の覆い下栽培が確立したのです。この製造革命により、より旨みを含んだ茶は、粉砕能力の発展から、抹茶と呼称をして茶道という文化芸術として発展をしました。
喫茶道・喜多重左衛門は、まだ不満です。それは、茶の効能を破壊している可能性があるからです。
近年1000年の茶の歴史の中であたらしい発見がありました。それは、多糖体という茶に含まれている物質です。1年間に4回茶の木は、新芽を摘採することができます。その4回目の芽吹きの茶葉を摘み取り、冷たい水で抽出しますと、多糖体(ポリサッカライド)という物質は破壊されません。又この時期の茶葉には、カテキンが一番多く含有しています。そして、カフェインの含有量が少ないのが特徴です。
喫茶道・喜多重左衛門は、この時期に摘まれた茶葉を粉末(抹茶)してあります。ですから、秋摘み茶葉粉末(抹茶)を水に混ぜて、混ぜていただくだけで、血糖値降下効果、ダイエット効果が得られます。(富山医科薬科大学薬学部清水峯夫助教授の研究)このような、喫茶法を追求し、お伝えする役割を担います。又すでに、私がカナダで学んだホリスティク医療・オーガニック、スローフード、スーパーフードという食の捉え方等の栄養学実践生活をしてきました。その実践カナダ生活の知識を日本生活に生かしてまいります。
高級抹茶の特徴であるテアニンは、宇治の茶業研究所において、発見されたものです。これは、栽培方法、被覆茶栽培の期間、摘採方法により旨み成分のテアニン(アミノ酸)含有量が違います。
喜多重左衛門は、この点に着目をしました。そして、この長年の資料を茶業研究所から頂き科学的考察をしました。そして、その違いに気づいた私は、オーガニック宇治栽培家のお力を得て、今まで以上に、今までの有機農法茶葉より天然にその成分であるテアニンの増量に成功をしました。まだまだ、このテアニンの研究は、続いていますが、この茶を飲用して、30分~40分後には、脳にアルフェア波が生じてリラックスをもたらす効果があることが、認められています。研究段階では、認知症の緩和、女性特有のイライラの緩和などが報告されています。将来、カフェイン・テアニン・カテキンの最強の組み合わせのもたらす効果の発見が、期待できます。
茶の花には、サポニンという物質も含有しています。茶の花には、健康やダイエットに効果があると注目を浴びています。京都薬学大学の吉川教授らが、茶の花に「フローラテアサポニン」や「チャカサポニン」が含まれていることを特定したのが茶花の研究の始まりでした。これらの成分には、脂肪を分解するリパーゼの働きを抑制する効果や抗酸化作用、さらに血糖値上昇を抑える効果があることが研究で明らかになってきています。お茶の樹に咲く花は、一般的にお茶として飲まれ、天ぷらにしても食べられます。特有成分のサポニンには、糖や脂肪の吸収を抑制する働きや、脂肪の形成や蓄積を抑制する働きがあるため、糖尿病や肥満予防に効果的です。その結果、現在生活習慣病と並んで深刻化しているメタボリックシンドロームの予防にも有効であるといえます。
又、その種子には、オレイン酸の含有量が高級オリーブオイルより高品質オイルを抽出することができます。オメガ9の効能も見落とせません。それは、オレイン酸、カテキン、ビタミンE,ビタミン Cなどの有効成分を含有していて、古来中国では、大変に貴重な食用オイルとして、楊貴妃も愛した、不老長寿のオイルであったからです。又現在も中国政府指導の元増産を図っています。喜多重左衛門では、2002年より、日本でこの茶オイルを化粧品グレードまで、精製したものを椿茶オイルとして、カナダにての販売実績があります。人間の皮脂に近いオレイン酸は、お肌に潤いをもたらして、自然なUVカットができます。天然オイルですので、赤ちゃんから男性、ご年配まで幅広く使用していただけます。お茶は、茶食のほかに、料理(茶油)に使用できますから、薬膳、VEGAN料理の普及活動にも一役かうことができます。健康長寿への有効活用ができます。これが、理想目的とする、NPO活動における構想です。
12代 喫茶道・喜多重左衛門-松田興昌 記